最初の投稿ですが、まずは現在放送中の愛・天地無用！について。言わずと知れたAICのオリジナルタイトルで、OVAからTV＆劇場版にまでなったのは当時パトレイバーにつづく快挙でした。

常々公言していますが、僕が岡山で長く暮らしており、OVA第一シリーズが始まった時に（その頃はそういう表現がなかったものの）いわゆるご当地アニメだということで興奮してハマったものです。

天地は大別すると原作者の梶島氏が展開するOVA（1992年開始）＆その付随作品と、キャラ設定のみを使った派生シリーズに分けることが出来ます。僕はOVAシリーズの方をずっと支持していましたが、今となっては様々に敷衍して作品の命脈を永らえたのはよかったと思いますね。

そのOVAシリーズも、当初ハマったSF伝奇っぽい雰囲気より、梶島氏はコメディを基調にする日本神話めいたファミリー・ロマンスがやりたかったようで、第三期以降はちょっとついていけてないのが実情です。

サザエさんに通じる確立しきったドタバタラブコメとして認識されることが多い作品ですが、長岡成貢氏のシンセミュージックや竹内敦志氏の和風メカデザイン等も秀逸で、OVA発のアニメオリジナル企画だったことも含め今日でも再発見されればよいと思いますが。

ともあれ、変わらぬ雰囲気を見せる愛・天地無用！（今作はTV版第一作の監督さんが再び登板）共々、形を変えても愛される作品であって欲しいと思います。サザエさんといえば、TV版天地第一作の放送は日曜日の6:30だったんですよね。