映画・ドラマ
2014/10/27
アオイホノオ
漫画も面白かったのですが今日はドラマ版のお話。柳楽優弥の熱演もあり、今夏は大変楽しませて頂きました。ドラマ自体見ることが少ないのですが、週一の楽しみとして友人ともあれやこれやと盛り上がったりもしました。
漫画家そのものを漫画にするというのはまんが道以降、ある種の定番になりつつあるのですが、燃えるような情熱を原稿用紙に焼き付けたかの如き傑作「燃えよペン」の前日譚でありつつ、オタクを変えたスタジオであるGAINAX誕生話にもなっているというこの漫画。
主人公以外の多くが実名でキャラとして出てくるという内容で、「エヴァ」の庵野秀明が島本和彦と同級生であったというラインを、漫画版よりもさらに重要な軸として構成してありました。
柳楽の演技は先行する同原作者の映画「逆境ナイン」の主人公(こちらは玉山鉄二が演じる)と同様の方向性ですが、コミカルな演技の中にも繊細さを感じる表情で、女性ファンもさぞ楽しんだのでは。
モデルになった実在のおっさんたちや作者までも重要なキャラとしてドラマに出演してしまう悪乗りは、80年代に若者だった人達の空気そのままで、内輪受けにドン引きする人もいるでしょうが、でも面白いものはやっぱり面白い。
GAINAXのアニメでオタクを自覚してしまった自分にとってはマストな作品でした。終盤、主人公の漫画家デビュー前後の流れと名台詞は、原作の方のハードルを大幅に上げてしまったと思われ、ブームが収まった後でも漫画を描き続けなければいけない島本先生に同情しそうです。
漫画家そのものを漫画にするというのはまんが道以降、ある種の定番になりつつあるのですが、燃えるような情熱を原稿用紙に焼き付けたかの如き傑作「燃えよペン」の前日譚でありつつ、オタクを変えたスタジオであるGAINAX誕生話にもなっているというこの漫画。
主人公以外の多くが実名でキャラとして出てくるという内容で、「エヴァ」の庵野秀明が島本和彦と同級生であったというラインを、漫画版よりもさらに重要な軸として構成してありました。
柳楽の演技は先行する同原作者の映画「逆境ナイン」の主人公(こちらは玉山鉄二が演じる)と同様の方向性ですが、コミカルな演技の中にも繊細さを感じる表情で、女性ファンもさぞ楽しんだのでは。
モデルになった実在のおっさんたちや作者までも重要なキャラとしてドラマに出演してしまう悪乗りは、80年代に若者だった人達の空気そのままで、内輪受けにドン引きする人もいるでしょうが、でも面白いものはやっぱり面白い。
GAINAXのアニメでオタクを自覚してしまった自分にとってはマストな作品でした。終盤、主人公の漫画家デビュー前後の流れと名台詞は、原作の方のハードルを大幅に上げてしまったと思われ、ブームが収まった後でも漫画を描き続けなければいけない島本先生に同情しそうです。